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不人気車を考える T12オースター②


私はハチマル車のカタログを眺めているのが好きなんです

1970年生まれの私からするとハチマル車は憧れの車なんです。

中学生くらいから、

こんなドラマや

こんなアニメの影響もあり

車に興味を持ち始めました。

最近はハチマルブームといいますが、それは私の世代の人口が多いからじゃないでしょうか?

で、今日の話題にするのはこの車

T12 オースター

この車はP10 プリメーラの前身といってもいい車です

オースターと、オースターの兄弟車のスタンザが統合されて
この車がデビューしました。

P10は日産の”901運動”で生まれた車で
フロントマルチリンクサスペンション等の新機軸もあり
よく売れました。

今でも、P10について語る自動車評論家は見かけます。

「実用的なパッケージング」
「欧州車のように締め上げられて足回り」

このあたりが評価されている理由のようです。

しかし
上記の2点は既にT12オースターの時点で確立されていたことです。

でも、現在の時点でオースターについて語る自動車評論はありません(私が知らないだけかもしれません)

ですから、この車について語ってみましょう

クラスとしては、同じ日産のブルーバードと同クラスになります

ライバルでいうとトヨタのコロナ

カローラとマークⅡの間ということですね。

今はミニバンが全盛ですのが、この頃はセダンが主流でした。

このクラスは、カローラ・サニーより広くてマークⅡ・ローレルより気取っていなくて実用的な車といった感じで、当時の平均的な4人家族で旅行に行っても十分な居住性とラッゲージスペースが確保されている

上の写真の150系コロナと


兄弟車カリーナはよく売れていました。

コロナ・カリーナは、この型からFFとなり、
マークⅡよりも室内も広いし
トヨタのFF車は、この頃から熟成も進みハンドリングよくなりヒット商品となりました。

今日の本題のT12オースターはどうかというと

この車はまったく売れませんでした!!

カタログの数値を比較してみるとオースターは150コロナと殆ど変りありません。

室内にいたってはオースターのほうが若干広いくらいではないでしょうか?

乗り味はどうかというと、この車はハンドリングに定評がありました

車の作りを見るとT12オースターは売れてもいい車のような気がします。

黒基調の内装

カクカクとしたダッシュボード

大変男らしい仕上がりです

しかし、この頃はソアラのヒットで”ハイソカー”ブームということもあって

この150コロナの内装のように場末のキャバレーを思わせる内装が人気でした。

このあたりが売れなかった秘密ではないでしょうか?

CMもで、CA18DETを載せた”Xtt”を前面に押し出しています。
そして”ヨーロッパチューッドサスペンション”を謳っていて非常にカッコいいですが、

このクラスの車の購買層は、はっきり言ってそんなことは、どうでもいいでしょう!!

このクラスで大事なのは実用性とお買い得感でしょう。

コロナ・カリーナにも3S-G・4A-Gを積んだ”GT”グレード”はありましが

インプレッサWRXやランエボが出る前の時代ですので
このクラスのハイパワーエンジン搭載モデルは非常にマニア向けのグレードでした。

ですから、オースターもCA18E搭載のXiを

前面に押し出した方がよかったかもしれません。

スポーツ性とかカッコよさを押し出してしまったので、
当時トヨタはカリーナEDという非常に強力な商品がありましたので

実用性無視の4ドア。
スポーツセダンとしての出来はオースターのほうがいいのではないかしらん?

こちらに流れてしまったのではないでしょうか?

購買層のニーズを取り違えてしまったのが
売れなかった原因ではないでしょうか?

と書いてみたのですが
それが理由でしたら

兄弟車のスタンザは

売れても良かったはずですが、これも見事に売れませんでした。

売れなかったのは、以前に記事したS12シルビア300ZRと同じで
当時の日産の販売戦略の失敗じゃないでしょうか?


不人気車を考える T12オースター


本日はハチマルの話題です
今回はT12オースタでいきましょうヽ(^。^)ノ

いやぁ(*´▽`*)カッコいい。

私はこの車、すごく好きなんです。

ツインカムターボ(CA18DET)のエンジンを、積んだXttに乗りたいって思っていました。

でもこの車、メチャメチャ不人気だったんです。

まぁ、珍車の部類に入るでしょうね。

この車が、なぜ不人気だったか考えていみたいと思います。

私はT12オースターに乗ったことがありません。
運転したことがない、というだけでなく助手席・後部座席に乗せてもらったこともありません。
なにせ、不人気車ですか、廻りに乗っている人もいませんでした。

ですから、この記事の内容は数値等による私の推測になります。

では、始めましょう。

T12オースターは4ドアセダンとしては非常に良くできていると言えます。

なんで、カリーナEDはカッコイイの( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚という記事でも
書きましたが、T12オースターは、当時このクラスで室内が広いといわれた150系コロナ・セダンより車高・ホイールベースともに、25mm上回っています。

T12オースター  車高1,390mm  ホイールベース2550mm

150系コロナ    車高1,365mm  ホイールベース2525mm

車室のレイアウトやシートの形状により車室の印象は変わってきますので寸法だけでは全てを決めることはできませんが
トヨタと日産の同じクラスの4ドアセダン同士で比べ、それほどレイアウに差があるとは思えません。

つまり、T12オースターは室内が広いといわれた150系コロナと同等か少し広いくらいだと思われます。

オースターの室内。黒基調でかっこいいですねヽ(^。^)ノ
フロント・シートも出来がよさそうですね


150系コロナの室内。場末のキャバレーのようですね(^_^;)

ミニバンが、一般的では、なかった当時としてはかなり車室が広いといえます。

では、”走り”に関してはどうでしょうか。

当時、オースターは走りに関しては定評がありました。

トップ・グレードのXttは、ツインカム16バルブ・ターボのCA18DETを積み
足回りも”ヨーロッパ・チューンド・サスペンション”を謳い
スポーツ性をアピールしていました。

エンジンについていえば
オースターのCA18DETには乗ったことはありませんが、
S13シルビアのCA18DET(インタークーラーがついて仕様変更されている)に乗った印象として、
当時のレベルでみてもパワフルではありませんが高回転の伸びもよく乗りやすいエンジンといったところです。

サスペンションも、当時の日産は非常にサスセッティングがよかったと思います。
その日産が欧州にて10万kmにも及ぶテストをして仕上げたというのですから、かなりの仕上がりでしょう。

鵜呑みにするわけにはいきませんが、ジャーナリストの評価も高いようです。

Xttは、4ドアセダンとしての実用性も備え、
その気になればスポーツカーともタメを張れる車です。

いかにも日産車らしい日産車です。

Xttはいいとして、
メーカーが、主力になると思っていたであろうCA18i搭載車はどうでしょうか。

CA系のエンジンは、もともとパワー志向のエンジンではありません。

トヨタのA・G・S型と同じく”軽量と低燃費”を目指して設計されたエンジンです。

このクラスの平均的な動力性能といえるでしょう。

このクラスの車に乗るユーザーは、普通に街乗りができて、高速道路を100kmで巡航でき燃費がそこそこであれば、特に問題はないでしょう。

CA18i搭載車は、4ドアセダンとして十分な資質をもち、スポーティな雰囲気を楽しめるといった車でしょう。

車の作りだけで、見たらなんで不人気だったのか、よくわかりません。

では、スタイルについてはどうでしょう?

ボディのデザインは、これでもか、というくらいの直線基調です。

エクステリアだけではありません。

インテリアも、これでもか、といくらいの直線基調

どうせなら、ハンドルも多角形にするくらいの心意気が欲しかった(^_^;)

この当時、車は角の取れたデザインに移行し始めていました。

年配の方達などには、うけはイマイチで、直線基調のデザインがいいという声がありました。

そんな声を反映して、このボクシーなスタイル。

漢(おとこ)の鏡!スバラシイ!

そして、イメージ・カラーは当時流行の”ホワイト”

当時は、老いも、若きも、男も、女も、デカイ車も、ショボイ車も、みんな白一色。

それくらい、白い車は流行っていました。

そして、当時流行りのデジパネもご用意<(`^´)>

これは、見にくそう(^_^;)。ずいぶんと、まとまりが悪いですね。


150系コロナのデジパネ。こういったところはトヨタのほうが上手ですね。

さらに、なにを血迷ったか、

当時、認可が下りたばかりのエアロ・パーツを纏った

”ユーロ・フォルマ”>゜))))彡

当時は驚いたけど、今、見ると大したことないな(゜-゜)。

でも、これって、ランエボやインプレッサWRXの走りかも・・・?

ざっと、T12オースターを見てきましたが、

デジパネとユーロフォルマは除いて、
T12オースターは”売れないはずがない車”に思えてきます。

そもそも、デジパネとユーロフォルマはオースターの本流ではないので、
大した問題ではないでしょう。

T12オースターが売れなかった理由を見つけるには、オースター自体を見ても、分かりません。

それこそ、”木を見て、森を見ず”といったとこです。

次回は、いよいよT12オースターが売れなかった理由に迫っていきます。