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ヴィヴィオ シリンダーヘッドの水路


6月に私のヴィヴィオの排気バルブが欠損して

話題を呼んでいるようです(?)

みんさん、色々と仮説立ててみえますが、

私は、このエンジンを降ろして

補機も点検して
ヘッドと腰下を、外しているので、大体原因はわかっているのです。

さて、それでみなさんが立てた仮説の中でヴィヴィオのヘッド周りの冷却がよろしくないというのがあります。

プレオ以降は改善されているとのことです。

R2/R1/ステラは資料も現物も無いのでなんとも言えませんが

プレオのヘッドを見てみると


上が今回私のヴィヴィオから降ろしたヘッド。下は2月に八幡で買った物。

見える範囲では、水路はヴィヴィオとかわりません。

で、ヘッドガスケット

左がヴィヴィオ。真ん中が八幡。右は知人のプレオRSの車体番号で発注したもの。
手前が1番シリンダーです。
ヴィヴィオは、私の車から外したものではなく1度もバラしたことのないエンジンから外したもの。
私の車は、2回シリンダーヘッドを外しています。今回で3回目です。

水路ですが、ヴィヴィオと八幡は同じです。

右のものは水路が違います。
1・2番を広く・3・4番を狭くしてあります。

以前に使用したR1のメタル製ガスケットも形状は違いますが、3・4番が狭くなっていました。

EN07Xの水の流れを確認してみます


ヴィヴィオ 新型車解説書より

上はOHC。下がDOHCです。
DOHCの図には、腰下の水路が載っていないので、2つ載せました>

ラジエターのロアホースを基点に見て行きます

ロアホースから、エンジンの前側にあるウォーターポンプに行きます。
DOHCは1度シリンダーヘッドに行っていますが、サーモスタットとヒーターからの戻りがあるだけで、シリンダーヘッドの中を通っているの訳ではありません。

ウォーターポンプから、ブロックに入っていきブロックから各気筒の燃焼室周りへ別々に入っていきます。

そして、ヘッドからアッパーホースを通ってラジエターへ行きます。

この流れと、ガスケットの変革を見るとヴィヴィオの1・2番の冷却が悪いのは与太話ではなさそうですね。

ただし!燃焼室周りの水路が4~1へ直列に通っているなどということありません。

私の知る限りでは、燃焼室を直列で冷やしているシリンダーヘッドなんて聴いたことないです。

3・4番を狭くしておかないと、そちらにばかり水が流れてしまう。

ただ、ヘッド自体の水路が違うというのは確認が取れませんでした


ヴィヴィオのクランクシャフト及びピストン組み付けました


エンジンルームの塗装も終わり、マスキングを剥がしてから、エンジンの組み付けを行いました。

まずは、ブロックにクランクシャフトを組み付けます。

おっと、その前にメタルを付けておかないと。メインジャーナルのメタルは付くように付けるだけです。

再使用する場合は場所を間違えないよう注意しましょう。

ジャーナルメタルを付けたらお次はこれ。

スラストメタル。

軸方向のクリアランスを調整している部品です。

真ん中の軸受けの横の付けます。

メタルを付けたら

遠慮なくクランクシャフトを置きます。


それで、キャップを取り付けます。

キャップのメタルもお忘れなく(^_^メ)。

ボルトを締めます。

ヴィヴィオの規定トルクは4kgfですが、いきなり4kgfで締めるのではなく、最初は1kgfで締めます。

この状態でクランクを手で回してみると意外や意外、スムーズに回らないのです。

スムーズに回らないってのは大袈裟かもしれませんが、微妙に回す力が一定ではありません。
カウンターウエイトがあるのだから当然とおっしゃる方もいるかもしれませんね。

でも、私は、キャップの位置がちゃんと出てないのだと思います。

で、どうするかというと

ゴムハンマーでぶっ叩いてやります。

ゴンゴン!

ブロックもゴンゴンヽ(^。^)ノ

明らかにスムーズになりました。

その後、少しづつトルク設定を上げて、規定トルクまで締めます。

最後の規定トルクは1回カチっといったら、出来上がりではなくもう1度、確認してください。

締まるボルトがある時があります。

どのボルトも規定トルクで動かなくなったら、出来上がり(`∀´)

最後にクランクの周りを確認しておきます。

折角、回転バランスを取ったクランクですので、できるだけのことはしたいですからね。

ピストンの組み付けですね。
ピストンとコンロッドは昨日のうちに、組み付けてあります。


ピストンリングコンプレッサーという工具を使います。

その名の通り、ピストンリングを抑える工具です。


こんな感じで使用します。

ピストンはハンマーの柄など、柔らかいものでやさしく叩き込みます。

これも、一つ組み付けたらクランクを回して異常がないかを確認します。